検討編
2003年1月 事の発端![]() 最近、世間では不景気にもかかわらず、PDP(プラズマディスプレイ)が飛ぶように売れているようです。そして、あるアンケートによるとそのPDPの設置場所はリビングが大半とのこと。ポストリビングという言葉も生まれているように、リビングでの家族団らんが見直されているということでしょう。その傾向は不景気の煽りもあって、さらにこれからは強くなるものと考えます。投資は必要だが、いったん導入してしまうと自分の家が居心地が良くなり、外出する必要が減るので、長い目で見れば、安くつくということでしょうか(まあ、これは自分を納得させるための都合のいい屁理屈という話もありますが・・・笑)。 しかし、いいですね、PDP。狭いリビングも少しは広く使えるでしょうし、とっても欲しいのですが、うちには、2001年に購入したばかりのプログレッシブテレビがまだまだ健在で、大蔵省にも言い出す勇気など、まったくありません。 ちょっと余談ですが・・・ ところで、PDPはとってもきれいですが、まだまだ周辺環境が整っていません。世間の人々は、地上波テレビやスカパーをPDPで見て、「ああ、きれい!」なんて感動している方もおられるようですが、これはまったくナンセンスな話で、現行の地上波テレビの情報の約2倍の情報を表現できるPDPの威力を遺憾なく発揮できるのは、プログレッシブ接続のDVDを見る場合、BSD(BSデジタル)などのハイビジョン放送を見る場合に限られているという事実を把握しておられるのでしょうか?スカパーはスカパー2というCSデジタルサービスも始めていますが、画質音質ではBSDにはかないません。CSの売りはコンテンツの多さなのですが、スカパー2はコンテンツの量もまだまだ少なく、スカパー2のメリットは今のところあまりないのではないでしょうか?PDPについても今年中くらいには地上波デジタルチューナー内蔵のモデルが出るようですから、せめてPDPを買おうと思っている人もそれまで待ったほうが賢明かも知れません。 ・・・余談終了。話を本題に戻したいと思います。 そんな2003年1月のある日、書店でふとある雑誌に目がとまりました。タイトルは「映画館のある家」。創刊号でもあるし、軽い気持ちで購入しました。このページに来られる方ならご存じの方も多いでしょうが、この雑誌は、隔月誌ホームシアターファイルの別冊です。このほかにもホームシアターという雑誌もあり、機器の高性能化、価格低下も相まってそれなりにこの業界にも最近注目が集まるようになっているようです。 ところで、この映画館のある家という雑誌(他の雑誌も似たようなモノでしょうが)に取り上げられている実例はとても庶民の現実とはかけ離れていて(まあ住宅誌もその傾向がありますが)、「いいなあ、しかし、うちには無理だなぁ〜」と思ってしまうような内容ばかり・・・ 映画についてはもっとたくさん見たいという気持ちは昔からあったのですが、なかなかそんな時間が作れず、最近映画館で見る映画といえば、ハリーポッターや千と千尋等、子供と見るものばかり。レンタルすればいいのでしょうが、ビデオデッキもときどきテープがからみつくオンボロで、DVDは、PS2で代用しており、操作性・音質・画質とも今ひとつ、といった環境で、なかなかレンタルする気にもならないということで、ほとんど映画の世界とは無縁の人生を送ってきました。しかし、昔から少なからずAVには興味を持っている者として、なんとかならないものか?と思い、それからは、ネットや雑誌で情報収集する日々が続きました。これを機に映画もいろいろ見れるような環境ができれば・・・という淡い期待もあって。 以上のような経過で、ホームシアター導入について、自分の胸の内だけで、検討してみることにしました。いくら、機種を選定しても大蔵省の決済が下りなければどうしようもないのですけどね・・・(^^; 2003年2月 機種選定 あくまでも、「もし導入するとしたら」という仮の話であるという前提で、もちろん大蔵省にはまだ何も話さない(話せるわけがありましぇん!)で、とりあえず情報収集を始めました。ソースは主にネットです。 その前に、どこでホームシアターをするのか?ということを決めなければなりません。これは専用室か、リビングか、ということになります。それぞれに一長一短がありますが、うちは専用室なんて、無理。書斎でできないことはないのですが、これをすると本当に自分だけの娯楽になりそうなのでやめにしました。和室をリフォームして、グランドピアノを置いて・・・防音をしっかりして、三管式のプロジェクタを置いて・・・なんて、想像するのはタダですけど、これはさすがに現実味ゼロです(^^; ということで、リビングシアターでいくことにします。うちの場合、リビングは吹き抜けなので、遮光は無理、夜間限定のシアターになります。自分だけで見たい映画については、夜間子供が寝静まってから限定となるので、あまり大きな音量ではちょっと無理でしょうか。 あと、リビングには犬が寝てますので、犬にとってもいい迷惑?!ゴメンナサイね、ワンちゃん。 次に何と何がいるのか?ということを決めなければなりません。これについても情報収集しながら、必要な機材を検討しました。いずれはBSDも導入したいのですが、これについてはBSDチューナーを買うだけでいつでも導入できるので今回は見送り。いまをときめくDVD/HDDレコーダーについては、現行の機種では、BSDの高音質・高画質を記録することは無理なので(HDDには可能ですが、DVDに落とした時点で画質・音質とも落ちる、現在唯一ハイビジョンを記録できるメディアはD-VHSのみです、みなさんご存じでしょうか?)、近々発売されるという噂のブルーレイを待ちたいと思います。ということで、今回導入するのは、DVDP(DVDプレーヤー)、AVアンプ、プロジェクター、スクリーン、スピーカー(5.1ch:5.1チャンネル、フロント左右、フロントセンター、リア左右のスピーカー(5)とサブウーハー(0.1))、です。スピーカーについては、最近は5.1にとどまらず、6.1、7.1、8.1などがあるようですが、そんなにスピーカーがたくさんあるのも配線が大変だし、とりあえず5.1でやってみます。 機種選定の考え方として、 ・一点豪華主義 ・全体のバランスを考えた選定 ・全点豪華主義 などがあると思います。お金が余って仕方がないという特殊な方々は、全点豪華主義でいいと思います(^o^)/~~ 一点豪華主義については、少なくとも音に関してはあまり意味がないと思うので、プロジェクタ一点豪華にするか、それとも全体のバランスを考えた選定にするか? そのようなことを考えながら、ネットでさらに情報を集めます。こんな時の基本はやはり、2ちゃんねるですね。情報の取捨選択が大変ですが、うまく活用すればかなり参考になります。しかし、過去ログも見ようとすると膨大な情報量で、目も疲れるし、大変ではあります。 ある程度、知識がついたところで、近くの電気屋を見て回りましたが、なかなか、信頼できそうなショップは見つからず、やはりココは日本橋に行かないと話にならないな、ということで、一度日本橋に行ってみることにしました。ネット・雑誌で、しばしば取り上げられているシマムセンと逸品館に行ってみることにしました。このころには逸品館のホームページがあることは知っていましたが“ふぅ〜ん”という感じでした。 ということで2月5日に行ってきました、日本橋。まずシマムセンに行ったのですが、店員さんとの相性が悪かったみたいで、あまりいろいろ質問することができず、購買欲減退。次に、気を取り直して、逸品館へ行きました。ココの担当の方はとても話しやすくいろいろと教えて頂いたり、実際の画像を見せてもらったり音を聞かせてもらったりしました。まあ、節穴の眼と飾りでついている耳で視聴するので、自分の感覚だけで機器を比較視聴して選ぶ事なんてできませんが、初めて知ったPMCというメーカーのスピーカーはなかなかいい音がするということがわかりました。こちらの仮想予算を言って、それくらいの予算なら、ということで出された選定が以下のような感じです。 AVアンプ:YAMAHA AZ2 フロントSP:PMC FB1 フロントセンターSP:PMC TB2SM-C リアSP::PMC TB2SM プロジェクタ:SHARP XV-Z9000 この時点では、DVDP、スクリーンは保留、FB1は低音もしっかり出るということでとりあえずサブウーハーなしのプランです。でもこれだけですでに127万円也!! おっと、完璧に仮想予算オーバーです。とりあえず、この見積もりをたたき台として、またしばらく、情報収集、シミュレーションの日々が続きます。 しかし、その後、逸品館のホームページには何度となく訪問しましたが、読めば読むほど、洗脳されてしまいました。掲示板まであって、たくさんのシアター・オーディオファンの方が相談しておられます。σ(^^)も何度か・・・(^^; 2ちゃんねるでも、時折話題になっていて、評価の分かれるところですが、σ(^^)はしっかりと洗脳されきっていて、逸品館を全面的に頼っていたので、何の問題もありませんでした。 プロジェクタを選定する際に注意する点として、スクリーンの大きさによって、設置位置がかなり限定されるということがあります。これって結構融通が利かないので、購入する前にちゃんと検討しておかないと大変です。 拙宅では下図の赤線の位置に16:9の100インチスクリーンを考えており、またプロジェクタの設置位置は赤の斜線部分(上側ほどベター)なので、できれば斜め投影が可能な機種が望ましいということになります。
また、現在、ホームシアター用のプロジェクタとしては、液晶が低価格で、機種も充実しているようですが、黒の沈みかたが弱いということで、できればDLP(デジタルライトプロセッシング)プロジェクタのほうが望ましいというのが最近のスタンダードらしい。 以上の条件を満たすプロジェクタというのが、現在販売している機種の中では、1種類しかないことが判明(SHARP XV-Z90)。逸品館で、勧められたSHARP XV-Z9000、そしてその後継機であるZ10000も捨てがたいのですが、本体の重量、焦点距離を考えると、設置は困難という結論になりました。あと、斜め投影には対応していないのですが、プラスビジョン Piano Avanti というモデルも最後まで、検討したのですが、やはり設置が困難ということで断念。 AVアンプについては、いろんなシネマDSPモードで遊べそうな、そして逸品館でも見積もり候補に挙がったYAMAHA AZ2でいいかな。他に候補に挙がった機種:パイオニア VSA-AX10i(MCACCというスピーカーの自動セッティングとi-link 端子が特徴)、SONY STR-VZ555ES(少ないスピーカーでサラウンドが楽しめるアナログダウンミックスという機能が特徴)、マランツPS7300(逸品館お薦め) スピーカーについては、もともとは、設置面積が少ないBOSE AM16を考えていたのですが、逸品館でもシマムセンでも、やめといたほうがいいといわれ、断念。もちろん、これは使用目的にもよるのですが、自分は、映画:音楽=7:3くらいで、音楽も聴きたいと思っていたので、そんな場合はピュアオーディオにもある程度対応できるもののほうがいいのではないかとのことでした。その後他店でも視聴したPMC TB2SMがしっとりと透明感のある音を出していたので、メインをTB2SM、リアをDB1(いずれもPMC)を考えたのですが、それなら、サブウーハーもついてお得なDB5.1Sというのがいいのでは、ということで、PMC DB5.1Sに決定。 DVDPについては、CD・SACD・DVD audio にも対応しているものを検討。リージョンフリーといって、少しだけ設定をいじってやると欧米で販売しているDVDも再生可能となるものも、魅力だったのですが割と安価で対応している機種がたくさんあるようなので、今回は見送り。パイオニア DV-S858Aiと悩んだのですが、これも逸品館のアドバイスとデザインでマランツ DV8300に決定。 スクリーンは、できればサウンドスクリーン(スクリーンの後にスピーカーを設置しても音がスクリーンを透過するもの)を考えたのですが、高価ということで、断念。以前はOSのピュアマットというのがサウンドスクリーンとしても使えたらしいのですが・・・ ホームセンターでテーブルクロスを買って自作している方もおられるようですが、プロジェクタの画質が、ハイエンド機に比べれば劣るということで、スクリーンはそれなりのものがあったほうがいいと考えて、OSのピュアマット2に決定。 まだまだ、検討を始めて1ヶ月ほどしか経っていなく、もっとじっくりと検討したほうがいいかも、そのうちもっといいのが出てくるかも、とも思ったのですが、性格上「もうこれでいい!」といった飽和状態に達しておりました。マイホームの時には、これで失敗したんですけど・・・爆 今回は大丈夫かな? とまあ、勝手に機種を選んだわけですが、先立つものがありません。ここまで来ると、もう、引き下がるわけにはいきません(って、そうなることは最初からわかっていたのですけどね(^^;)。あとはいかに大蔵省を説得するか?です。 しかし、状況はとても厳しいと言わざるを得ません。夜な夜な、パンフレットを眺めているのを嫁に見つけられて、「そんなん、買わへんからねっ!!!!」ときつ〜く念を押されていたのです。こうなったら、小遣いの前借りしかないかな、もしそれがダメなら自分の通帳を別途作成して、ローンを組んで、小遣いから少しづつその口座に振り込んでいって、引き落としてもらうか。つらいけど・・・ そんな、2月吉日、嫁の機嫌のいいところを見計らって、小遣い前借りの話を切りだしたところ、なんとかOKをもらうことができました。 よっしゃ〜!!! 大きな難関はなんとか突破! あとは仕入れとセッティングが待っています。さあ、忙しくなるぞ!! |
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